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vol.7
東日本旅客鉄道株式会社
事業創造本部 地域活性化部門 部長
ワーキングウーマン・パワーアップ会議 推進委員
鎌田 由美子
1989年東日本旅客鉄道鞄社。本社開発事業本部を経て、大手百貨店に出向。駅ビル等出向を経て、2001年に本社事業創造本部「立川駅・大宮駅開発プロジェクト」においてエキナカビジネスを手がける。2005年、『ecute』を運営する開R東日本ステーションリテイリング代表取締役社長に就任。 2008年11月、本社において地域活性化・子育て支援事業を手がけ、2010年6月より現職。 現在は国家戦略会議フロンティア部会委員、いばらき農業改革支援会議委員、学校法人日本女子大学評議員、いばらき大使、筑西ふるさと大使を務める。ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006を受賞。
メンターからのアドバイス
日経新聞の「交遊抄」を読んでいて思う。親友や同僚、上司の話もあるがそのなかでメンターとの思い出を書いている方も多い。そして多くを男性が書いている。男女共同参画、ダイバーシティという言葉も日常になり、一昔前に比べれば男女のハードルは低くなった。とはいえ、そういうことを議論しなければならないのも現状でありロールモデルも少ない女性にとっては、支えてくれるメンターの重要性は男性以上に必要と感じる。メンターといわれ私が真っ先に浮かぶ人は阪急百貨店から当社にこられた大塚隆史氏。上司としては5年だったがその後指導を頂いた期間のほうがはるかに長い。エキナカの開発の時、実務の未熟さだけでなく社内調整に悩む私にアドバイスくれるだけでなく聞き役にまわり、穏やかに考え方発想を指導してくれた。スケジュールのタイトさと、はじめてだらけの実務にともすればバランスを欠きそうになる自分に、社外からどう見えるか、お客様がどう思うかを常に意識させてくれた。考え方は今でも自分の基本になっている。
私だけでなく多くの後輩が育てていただいた。自分ももう大塚さんに初めてご指導いただいた頃の年になる。少しでも伝えていかなくてはとわが身を振り返る毎日である。