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vol.3
実践女子大学 教授
ワーキングウーマン・パワーアップ会議 代表幹事
鹿嶋 敬
日本経済新聞に入社後、生活家庭部長、編集局次長兼文化部長、編集委員、論説委員などを経て2005年4月から実践女子大学教授。内閣府男女共同参画会議議員、日本生産性本部・ワーク・ライフ・バランス推進会議代表幹事などを兼任。著書に『恵里子へ 結納式の10日後、ボリビアで爆死した最愛の娘への鎮魂歌』(日本経済新聞出版社)、『男女共同参画の時代』(岩波新書)、『雇用破壊 非正社員という生き方』(岩波書店)など
”あいつら優秀だ”情報
新聞社勤務の頃。編集局の生活家庭部と文化部という2つの部の部長を務 めたが、前者には私より3年、7年後輩の2人の女性記者がいた。両人とも いずれは部長に、というのは私だけではなく、部内世論でもあった。実現すれば、1人は編集局初の女性部長である。そのために私がしたこと など特にない。ただ意識して"あいつら優秀だ"情報を流した。女性の場合、 毀誉褒貶は男同士の会話などで作られることが多い。「あれは、どうかね?」 「さあ〜」。例えばそんな会話を編集局長としたら、アウト!
女性が有能だと思ったら徹底して褒めて、社内世論を作ること。それがさ さやかな、私のメンター体験である。