vol.28
【メンター・アワード2013 優秀賞受賞】
アステラス製薬株式会社 副社長執行役員
御代川 善朗
1975年山之内製薬入社。1997年医薬営業本部営業計画部計画室長。2003年業務改革推進部長。2005年アステラス製薬 執行役員 統合推進部長。2007年執行役員 人事部長。2008年上席執行役員 経営管理担当。2011年副社長執行役員就任。現在に至る。
「育成のペイフォワード」の実現に向けて
アステラス製薬は、経営ビジョンに示す「人的資源の活用」を最重要課題の一つと位置付け、ダイバーシティマネジメントを推進している。柔軟かつ透明性の高い組織運営や意思決定の為には、モノカルチャーからの脱却が必要であり、最も身近なジェンダーの問題は、優先して取り組むべき課題として、女性活躍に向けた様々な取組みを行ってきた。「メンタリングプログラム」も、その取組みの一つである。男性の執行役員が異なる部門の女性管理職のメンターとなり、女性の視野の拡大・社内ネットワーキングの強化とともに、総合的なスキルを身に付け、上位目標を持てるようにすることを狙いとしている。一方メンターである執行役員にとっても本プログラムは、女性社員の育成への参加を実感するとともに、新たな気づきの場にもなっている様子が伺えている。
本プログラムに参加した女性社員が、今後は後輩社員の相談相手となりその育成に携わることで、「育成のペイフォワード」を実現することを期待するとともに、メンタリングを通じ育成された女性社員が、職場の中で積極的に意見を戦わせ、組織風土を変えることを望んでいる。