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vol.27


【メンター・アワード2012 優秀賞受賞】
国立大学法人名古屋大学 総長

M口 道成

1951年生まれ。1975年名古屋大学医学部医学科卒業。1980年同大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学医学部附属癌研究施設助手、病態制御研究施設助教授、教授を経て、1997年同大学アイソトープ総合センター分館長。同大学大学院医学系研究科附属病態制御研究施設長、同附属医学教育研究支援センター長、研究科長・医学部長などを経て、2009年4月より現職。医学博士(名古屋大学)。専門は腫瘍生物学、腫瘍生化学、細胞生物学。2012年より国立大学協会副会長。


ダイバーシティはユニバーシティの活力

 科学的真理の探究は、「透明性、公平性、説明責任」の上に成り立ち、科学における真理は再現性が必須要件である。従ってその追求において、誰もが国籍、性別、年齢、障害の有無などにおいて差別されてはならない。むしろ、多様性の尊重は学問の精神の一つと言える。更に、多様性こそが、研究とそれを実践する大学に活力を与えるものである。

 名古屋大学は、自由闊達な学風の下、世界屈指の研究成果を産み出し、勇気ある知識人を育てることを目指している。そのためには、大学内外を問わず、多様性が尊重され、すべての人材がその能力を十分に発揮できる環境をつくることが求められる。これまで名古屋大学では、学内保育園や学内学童保育所を設置するなど若い人材が安心して働けるための支援を進めてきた。

 今回受賞した教員メンタープログラムは、新任教員が安心して大学教員として成長していくことを支援する取り組みであり、男女共同参画室と高等教育研究センターによって運営されている。新任教員なら誰でも利用できるが、女性教員の活用が多く、女性教員への支援として機能している。  今後とも、すべての人材が可能性を開花できる大学を目指して、積極的な取り組みを進めていきたい。


コラム一覧

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女性をわざわざ管理職にする意味

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候補者の多様性が第一歩

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真の女性活躍とは

ブルドックソース株式会社 
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