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第1回 推進委員コラム

株式会社資生堂 代表取締役副社長
ワーキングウーマン・パワーアップ会議 代表幹事

岩田 喜美枝

1971年労働省入省。働く女性支援や国際労働問題を担当し、03年退官。同年株式会社資生堂に入社。取締役執行役員、取締役常務を経て、08年代表取締役副社長に就任。この間CSR、H&BC事業、国内アウトオブ資生堂事業、人事、秘書、お客さま情報、広報、企業文化を担当。 社外では、政府審議会委員(男女共同参画会議、中央教育審議会・生涯学習分科会)、経済同友会幹事、NPO法人ユニフェム日本国内委員会理事も兼任。


WWP会議

 ワーキング・ウーマン・パアーアップ会議は、昨年の9月に旗あげし1年が経過した。この1年間を振り返ると、シンポジウムの開催、メンターについての調査研究と表彰、企業の実態調査と結果分析、10数社の企業が集まった実践塾の活動など、そこそこの積み重ねがある。
 この会議の運営方針は、代表幹事と推進委員で決めている。全員多忙な人たちであるが、ボランティアとして取り組んでいる。打ち合わせの時間も、仕事前の朝であったり仕事帰りの夜であったりする。鹿嶋敬さんをはじめ、代表幹事の皆さまと推進委員の皆さまの貢献には大変感謝している。
 また、この活動が継続できるのは、日本生産性本部が事務局としてしっかりサポートしてくれているからである。事務局の皆さまにも感謝を申し上げたい。
 今後は、さらに発信力を高め、多くの企業ややる気のある女性を巻き込む形の運動に徐々にしていきたいと考えている。

連合会長代行/NHK労連議長
ワーキングウーマン・パワーアップ会議 代表幹事

岡本 直美

1975年NHK入局 85年からNHKの組合、日放労の専従役員となる。
2005年から日放労とNHK関連団体の労組からなるNHK労連議長に就任。
09年10月の連合結成20周年大会で初の女性会長代行に就任する。
男女共同参画会議議員


マイナス25% マイナス32%

 3時5分を示している時計の図柄の真っ赤なTシャツ。−25%と書かれているTシャツもある。10月に開催されたITUC(国際労働組合総連合)の女性大会で、開催国ベルギーの組合が配布をしていたものである。労働組合の世界大会では、自国の組合のリーフレットともにマウスパットやストラップなど工夫を凝らした品物が配布される事が多い。
 2種類のTシャツで、ベルギーの女性の賃金が男性より25%低く、同一賃金を受け取るには、3時間5分多く働かなくてはならないという事を表現したそうだ。同一価値労働同一賃金の考えが進んでいる欧州でもこれほどの差があるのかと驚いたが、日本では正社員女性でも正社員男性の67.8%でしかない。
 この現実と分析は散々語られ、解決策も示されているのだが、賃金の差はなかなか縮まらない。働く女性たちの能力がより発揮され、生き生きと働き続けられる企業風土の構築に繋がっていけるよう、ワーキングウーマン・パワーアップ会議の活動にも、力を注いでいきたい。

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