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インタビュー「私とメンター」
女性が持っている『消費力』『制動力』『想像力』が必要

アキレスそういうことはありますね。APECの女性と経済のサミットで、米国の国務長官のクリントンさんが、スピーチで挙げた例の一つが「経済を上げるためにも、女性をどんどん引き立てていくべきだ」とおっしゃっていました。もし、今使えていない女性の潜在能力を発揮してもらうと、米国のGDPは9%上がるそうです。
牛尾米国のGDPがですか。
アキレスそうです。日本の場合は16%上がるというデータもあります。その位、本当に経済を何とかしようと思ったら、今使われていない女性の、その特性も含めてパワーを使わなければ達成できないということです。
牛尾女性が持っている『消費力』『制動力』『想像力』ですね。
アキレスそれと『決定力』。そのあたりがまだまだ使われていないという、現状があります。
牛尾ヒラリー・クリントンは、大統領夫人の時よりもはるかに能力があるね。大統領選挙で2位になって、女性の地位が上がったということは分けるけれども、自分が通らなかったのは、まだ女性はトップになれないという限界が、米国ですらあると言ったよね。
アキレスやっぱりガラスの天井的なところがあるのかなと。
牛尾3つのフリーと言っていたね。ジェンダーフリーとエイジフリーとレイスフリー。やっぱり75歳位までは、優秀な人には働いてもらわないと困るし、女性にもどんどん働いてもらわないといけないんですよ。
アキレスそうですね。途中で辞めてしまう女性でも、有能な方はいっぱいいらっしゃるので。
サービス型経済は女性向き
アキレスでは、これからを見据えて、女性の皆さんに牛尾会長から、是非、メッセージをお願いします。牛尾日本もこれからだんだんサービス型経済になってくると、女性のほうが向いているし、責任感もあるんですね。女性って社会を知っているんですよ。学校時代から、ずっとそういうことを訓練されてきているんだね。
アキレスまだまだ目立たないけれども、これからの時代に必要な素質とか能力を持っているということですね。
牛尾分担と権限を明確にすれば、男性と女性は、少なくとも40歳位までだったら、全部女性の方が上だと思いますよ。
アキレス現状は、管理職の女性比率が以前に比べて上がってきています。が、まだ1割にも届きません。
女性は重要な要素とわかった会社が伸びてくるのが最大の教訓
牛尾管理職にこだわらないで、高い給料を取ればいいんですよ。中国でも、権力のある人は高い所得を取っているんだけど、女性の優秀な人も高い給料を取っているわけです。能力がある人が高い給料を取るようにしていく原動力は、女性だと思います。
アキレス上司の役割も大きいと思いますがいかがですか。
牛尾最近は女性を上手に使わないと、業績は上がらないですよ。だから業績の悪い管理職を外せばいいんです。女性は重要な要素だということが分かった会社がどんどん伸びてくれば、それが最大の教訓ですよ。そういう流れになってきたんじゃないですか、もう。
アキレスおっしゃるように、やはりビジネスをしている以上は、ただ単に女性の活躍を推進して終わりではなくて、それが本当に業績に繋がっていくんだということが分かればもっと広がっていくのではないかと思います。
牛尾男性はエスカレーターに乗って出世するけれども、女性は自分の足で階段を上っている。女性をどうするかということではなく、全員が階段を上るということになったらいい。その結果はもうはっきり見える。業績のいい人を使えば、結果として女性が多くなるだろうね。それから、役職とかそういうものは、日本では権威という伝統的なものだから、それより給料を高くすればいいんですよ。これからは肩書よりも給料が高いほうがいいという社会に変わるからね。
アキレスそういった意味では、これから女性が海外で活躍する素地はあるかもしれませんね。
牛尾これから日本人の雇用は減りますが、それは日本人が日本で働く雇用が減るのであって、海外で日本人が働くようになれば、日本人に働いてほしいという要望はたくさんある。特に、日本人の女性は、ものすごく適応力があります。日本はおそらく2015年〜35年位に画期的に変わるし、変わらなければ、アジアの一番先頭を走っている先進国の地位を保てないでしょうね。今は大事な時です。
アキレスこれからいよいよ、日本も女性が活躍できるチャンスがたくさんある世の中になってきました。ぜひ引き続きいろいろなところでご発言いただき、エールを送っていただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました。