パワーアップ会議調査
第3回「コア人材としての女性社員育成に関する調査」結果概要
2012/02/21
産業界労使、学識経験者などで構成する公益財団法人日本生産性本部(理事長 松川昌義)は、2009年、2010年に続き、2011年も第3回「コア人材としての女性社員育成に関する調査」を実施した。当本部では、2008年に「ワーキングウーマン・パワーアップ会議」を発足し、働く女性のパワーアップを応援する活動を展開している。調査結果の主なポイントは以下のとおり。
1.役員と課長(相当職)の女性の割合が昨年に引き続き増加したが、部長(相当職)の割合は 若干減少。また、3年以内に課長(相当職)になる可能性のある職位の女性の割合は、2年前 と比べ大幅増加。
2.推進上の課題としては、女性社員の意識が7割以上と最も高いが、経営者、管理職、男性社 員の理解・関心が薄いとする割合が、それぞれ昨年より増加。
3.効果のあった施策としては、女性社員への教育・研修参加機会の拡大が昨年より大きく増加 したほか、女性社員だけを対象にした研修や、管理職候補の女性を対象にした意識喚起の ための研修に取り組む企業が増えた。
4.女性社員の意識を高めるために、チャレンジャブルな仕事の機会や、仕事の幅を広げる異動・ 転勤等の機会を与えている企業が半数を超えた。次いで、仕事やキャリアについてサポート していると回答する割合が高い。5. 女性社員の行動の変化として、仕事のレベルが上がったり、仕事の範囲が広がった女性が 増えたとする企業が半数を超えた。次いで、責任の重い仕事・リスクのある仕事を受け入れ る女性が増えたと回答する割合が高い。
以 上
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